ニコ・ベリック(Niko Bellic)
GTA4本編の主人公。西欧での戦争に軍人として従軍するも、仲間に裏切られて隊が壊滅させられた過去を持つ(生き残りの兵士の中に裏切り者がいることを確信したニコは、復讐を誓う)。うまく回らない人生を好転させるべく、ローマンからの誘いに乗ってリバティシティに来るも、結果は変わらなかった。新しい街で生き抜くことを決意したニコは、裏社会の危険な仕事に身を投じながら、復讐すべき相手に一歩ずつ近づいていく。
ローマン・ベリック(Roman Bellic)
主人公ニコの従兄弟で、無類の博打好き。歯止めが効かないほどの中毒で、すでに多額の借財に苦しんでいる。アブナイ人達からも相当の金額を借り入れているらしく、それがもとで暴力的な取り立ての恐怖に喘いでいる。安上がりで且つ腕のいいボディガードを手に入れるため、従兄弟で軍隊経験もあるニコを、偽の”アメリカンドリーム”を餌に、リバティシティへ呼び寄せた。小心者で怖がりだが、大変な楽天家でもある。
The Cousins Bellic
It’s Your Call
Three’s a Crowd
Bleed Out
Easy Fare
Jamaican Heat
Uncle Vlad
Crime And Punishment
Logging On
Roman’s Sorrow
Hostile Negotiation
Weekend At Florian’s
That Special Someone
Mr & Mrs. Bellic : Deal
Mr & Mrs. Bellic : Revenge
リトル・ジェイコブ(Little Jacob)
ローマンの紹介で知り合いになったジャマイカ系ギャング。相棒のバッドマンと共に、ヤクのシマを守っている。彼から依頼されるミッションのほか、本編シナリオの重要な局面で一緒に戦うことになるなど、お世話になる機会が多い。また、ドラッグ配達のサブミッション「Drug Delivery」があったり、フレンドとしてアクティビティを楽しめるなど、ゲーム前半から後半まで色々とお付き合いすることになる。
ブルーシー・キボッツ(Brucie Kibbutz)
日々のトレーニングで鍛えた筋肉が自慢の超・肉食系男子。自分の肉体美とリッチさに酔いしれるナルシストではあるが、体育会系の清々しさをもったナルであり、いわゆるインテリ系特融の嫌味な空気を感じさせない。それ故に友達も多く、一緒にいて楽しい男である。自分のラジオ番組を持っており、ドライブ中にチャンネルを回していると、彼特融の超ハイテンションボイスがいきなり聞こえたりするので、かなり焦ることがある。
Search and Delete
Easy As Can Be
Out of the Closet : Part1
Out of the Closet : Part2
No.1
マロリー・バルダス(Mallorie Bardas)
ローマンが経営しているタクシー会社「ローマン・ベリック・エンタープライズ」で事務をしている。パソコンをパチパチするだけの普通のOLではなく、ボーハン地区の出身で地元のギャングともコネがある。この人脈は、ニコとローマンがロシアンマフィアに追われるようになってから重宝することになる。二人がボーハン地区に拠点を移すにあたり、セーフハウスを提供したり、裏稼業の依頼主を紹介してくれるなど、尽力してくれる。
ミシェール(Michelle)
通称ミシェール、本名カレン。マロリーの紹介でニコと交際をするようになるものの、実は政府系組織で働いているエージェントで、ニコを監視する目的で近づく。警察官のようなわかりやすい職業ではなく、CIAの中にある裏組織のような、あまり表沙汰にできない組織で働いているらしい。ミシェールの正体が露見してしまって以降は、ニコとの関係は疎遠になってしまい、U.L.P.Cへの引き継ぎ後は登場しなくなってしまう。
ブラッド・グレボフ(Vlad Glebov)
ミカエル・ファウスティンのもとで働くロシア人のギャング。ホーブ・ビーチ周辺の商人からショバ代を巻き上げたり、借金取りをするなど、ケチな仕事をしながら小金を稼いでいる。ローマンに対しても金の融通をしている関係上、タクシー事務所にちょくちょく顔を出している。借金のかたに彼のもとで働くことになったニコを、さんざんコキ使う。またニコのことは「田舎者」という呼称で呼んでくるため、会うたび癪に障る。
Bull in a China Shop
Hung Out to Dry
Clean Getaway
Ivan the Not So Terrible
ミカエル・ファウスティン(Mikhail Faustin)
ロシアンマフィアのボス。ボーブ・ビーチで「PERESTROIKA」というパブを経営している。ディミトリとは友人関係で兄弟の誓いも立てており、彼を腹心として組織を運営している。リバティシティに来てからは、性格が短気で怒りっぽくなってしまったようだ。彼の振る舞いは、腹心ディミトリとの間に徐々に確執を生み、ついには裏切られ、組織も乗っ取られてしまう。ファウスティンはディミトリが差し向けたニコによって殺される。
Do You Have Protection?
Final Destination
No Love Lost
Rigged to Blow
ディミトリ・ラスカロフ(Dimitri Rascalov)
ミカエル・ファウスティン率いるロシアンマフィアの一団を束ねるNo2。キレやすく猪突猛進しやすいファウスティンに対して、冷静沈着な参謀タイプで組織を裏から支えている。ファウスティンとは軍隊時代からの友人で、兄弟の誓いを立てていたが、野心を抑えきれなくなった彼はボスを殺害して組織を乗っ取ることに成功する。その過程で捨て駒にしたニコとは、最大の敵対関係となる。
The Master and the Molotov
Russian Revolution
A Dish Served Cold
A Revenger’s Tragedy
マニー・エスクエラ(Manny Escuela)
ボーハン地区のストリート浄化に取り組んでいる元ギャング。自分の活動をドキュメンタリー番組として制作し、世間の賞賛を得ようとしている。ストリートのギャングをニコに掃討させ、自分の手柄のように喧伝している。やっていることも鬱陶しいが、話し方は更にウザく、ラップ調のテンポと細切れのフレーズで話しかけてくるため、基本的に何を言っているのか意味不明。最終的にはこの性格が災いして命を落とすことになる。
Escuela of the Streets
Street Sweeper
The Puerto Rican Connection
エリザベータ・トレス(Elizabeta Torres)
ボーハン地区を取り仕切っている麻薬ディーラー。ジェイコブですら「彼女を怒らせてはいけない」と一目置くほどの存在であり、男であふれる業界の中で、逞しく生き残っている女傑である。警察組織の包囲網が徐々に狭まる中で、次々と主だった取引が失敗し、徐々にその勢力を失っていく。ディーラーでありながら、彼女自身もドラッグに溺れており、最終的には取り巻きが消えて、警察に収監されるという最期を迎える。
Luck of the Irish
Blow Your Cover
The Snow Storm
Have a Heart
プレイボーイ X(Playboy X)
かつてはドウェインの舎弟として共にビジネスをしていたが、彼が収監されて以降独立した。カナリヤのようなパーカーを着て、PATRIOTを乗り回し、アルゴンキンに分不相応な高級マンションを持っているなど、とにかく派手好きで中身も見た目同様に幼稚である。実際、ミッション「Deconstruction for Beginners」では、ユセフ・アミールの意図を読み違えて、不動産ビジネスの参入に失敗している。典型的な中二病患者。
ドウェイン・フォージ(Dwayne Forge)
かつて、プレイボーイXを舎弟として従えていたギャング。当時は相当羽振りが良かったようだが、ハメられ収監されて以降、人生下り調子のようだ。金や家など全てを預けていた女が、自分をハメた男とヨロシクやっていたり、プレイボーイは独立し、かつての仲間には煙たがられるなど、踏んだり蹴ったりの状態のせいか、非常にネガティブでマイナス思考である。一緒に遊びに行くときも暗いので、こっちもかなり気分が暗くなる。
フランシス・マクレリー(Francis Mcreary)
マクレリー兄弟の一人で警察署に勤務している。警察署長の椅子を目指しているが、とんだ食わせ者で、兄弟の中で最も性格が悪く品もない。警部の立場を利用してギャングの弱みを握り、賄賂をせしめている。その行為はしばしば彼の弱点となるようで、ギャングに脅されたり、弁護士に告発されそうになるなど危機に直面することもある。ただ、そんなときは人を雇って彼らを始末し、自分のポジションを守っている。
Call and Collect
Final Interview : Part1
Final Interview : Part2
Holland Nights
Lure
Blood Brothers
パトリック・マクレリー(Patrick Mcreary)
エリザベータの紹介で仕事を共にするようになった男。名前はパトリックだが、パッキーの愛称で呼ばれている。アイルランドマフィアの後継だが、今ではファミリーの地位は落ちぶれ、レイ・ボッチーノに鉄砲玉のように使われている。ニコとは最初の出会いから相性が良かったようで、ミッションを共にするだけでなく家族の紹介を受けたり、フレンドとして遊びに行ったりする。妹思いで、彼女をニコとくっつけようとする。
Harboring a Grudge
Waste Not Want Knots
Three Leaf Clover
Undertaker
ジェリー・マクレリー(Gerry Mcreary)
マクレリー兄弟の中で、もっとも”漢”くさいキャラ。強く逞しいだけでなく、頭を使うことにも長けている。個人的には、300主演のジェラルド・バトラーに似ていてカッコイイ(あくまでも主観です)。怒らせると怖い人物であることは想像に難くなく、パッキーも彼に対して畏敬の念を持って接している。刑務所に収監されてしまった後も、面会を通じて、ちょくちょくミッションを依頼してくる。
Actions Speak Louder than Words
I Need Your Clothes, Your Boots, and Your Motorcycle
I’ll Take Her : Part1
I’ll Take Her : Part2
Ransom
She’s A Keeper
Diamonds are a Girl’s Best Friend
デリック・マクレリー(Derrick Mcreary)
マクレリー家の長男。家族の中で最も麻薬に溺れており、ラリっているときは手が付けられないレベルの廃人となっている。警察署長を目指している弟のフランシスとは昔から不仲のようで、兄弟喧嘩を遥かに超えた争いをしている。最終的にはフランシスとデリックそれぞれから、相手の殺害を依頼されるため、どちらかを暗殺しなければならない。
ケイト・マクレリー(Kate Mcreary)
マクレリー家の長女。パッキーの妹にあたる。当初、「妹に手を出したら殺す」とまで言っていたパッキーだったが、ほとんど男と出歩かない妹を心配した彼からの紹介で、ニコと友達づきあいを始めることになる。ケイトとはいろんな場所にデートに出かけられるが、彼女自身ニコのことを彼氏とは思っていないようで、新密度をいくら高めても自室には入れてくれない。身持ちの固いお嬢様である。まさに「鉄の処女膜」。
U.L.P.C
カレンの上司で、政府系組織の一部門を率いている謎の人物。後にジョン・グラヴェリ(ガンベッティ)のような大物マフィアとも交友があることわかる。犯罪者=即逮捕とする警察やFIBとは異なり、闇組織であっても必要悪と捉え、国全体の利害関係を鑑みながら、真に国益を損なう人物を排除していく組織である。公にできない組織でありながら、パイプラインの太さや人員・リソースは豊富で、その辺から組織の巨大さが垣間見られる。
レイ・ボッチーノ(Ray Boccino)
ペゴリーノファミリーの中核を担う幹部。アルゴンキンでイタリアンレストランを経営する傍ら、ゴミ処理ビジネスにも手を広げるなど、幅広く商売している。金の匂いを嗅ぎつける嗅覚は抜群で、ペゴリーノからも「狡猾なヘビ」と評されている。ただし、金に抜け目がない分、狡賢く冷酷であることから忠誠心や義侠心が薄く、ペゴリーノからの信頼を得ていない。
A Long Way to Fall
Taking In the Trash
Meltdown
Museum Piece
No Way on the Subway
Late Checkout
フィル・ベル(Phil Bell)
レイ・ボッチーノと同様に、ペゴリーノの脇を固める幹部。オルダニーの工業地区で運送会社を経営している。ギャングにしては愚直な性格のようで忠誠心も厚く、ペゴリーノから信頼を寄せられている。なぜかペゴリーノの奥さんと仲がよいようだが、その理由や経緯は不明。ただし、ペゴリーノ自身はそのことを大して気にしていないようだ。フランキーという義理の息子がいるが、残念なことにかなりアホである。
Truck Hustle
Catch the Wave
Tresspass
To Live and Die in Alderney
ジミー・ペゴリーノ(Jimmy Pegorino)
ペゴリーノファミリーのトップ。柔和そうな外見とは裏腹に、冷酷に決断を下すリーダー。レイとフィルを幹部組員として抱えているが、内部告発の危機に陥った際には、忠誠心に疑問のあるレイの処分を下している。息子が死んでからは、部下のアンソニーを自分の息子のように育ててきたが、彼が警察組織のスパイであることが判明した際には、彼の暗殺をニコに依頼している。
Pegorino’s Pride
Payback
Flat Line
Pest Control
One Last Thing…
If the Price Is Right
Out of Commission
ジョン・グラベリ(John Gravelli)
ガンベッティファミリーのトップ。かなりの大物で、政治家や議員とも太いコネクションを持っている。彼らの弱みを握って影から操作するのではなく、持ちつ持たれつの関係を築いているように見えることからも、グラヴェリ自身の懐の大きさが伺える。U.L.P.Cとも交友関係があるらしい。現在は、高齢が祟ってか病気療養中であり、面会のためには病院にいかなければならない。
バーニー・クレイン(Bernie Crane)
本名はフロリアン・クラヴィッチ。過去の従軍でニコと共に、仲間の裏切りを生き抜いた一人。軍隊での厳しい経験が、彼の中にある”なにか”を刺激してしまったようで、退役後はバーニーと名前を変え、エアロビの講師をしている。現在、リバティシティ市長を務めるブライス(男です)の恋人でもあり、彼との不倫関係を続けている。それが原因で、ディミトリの脅しを受けたり、同性愛者反対主義者に狙われたりしている。