ジェットを打ってハイになっては、「はぁ~、はぁ~」と危ない吐息を漏らし続けているママ・マーフィー。最初は単なるヤク中のババァかと思っていたが、主人公の過去を見通す御神託が割とイイ感じで当たっていることから、少し見直してしまった。ババァなんて言ってごめんね。
ということで、彼女の助言を信じてみてもよいかも、という気になり、そのお言葉に従ってダイヤモンドシティを訪ねてみることに。どうやら息子ショーンにたどり着くためのヒントがそこにあるらしい。もともと手がかりは皆無だったし、連邦中にいるハゲ頭のヤツを片っ端から狩っていくよりは効率いいかな程度の感覚で、街を目指してみた。
ダイヤモンドシティは東京ドームのような球場をそのまま要塞化した場所で、ドームそのものが外敵の侵入を防ぐ壁として機能しているようだ。セキュリティがドーム周辺を周回警備していることからも、人的・物質的に恵まれた環境にあるようで、うちのサンクチュアリ・ヒルズとは大違いだ・・・
さて、早速開門願おうとゲートの前まで進み出ると、すでに先客が担当者と揉めている真っ最中だ。
「あ、この姉ちゃん予告で見たことある!」
発狂気味に騒いでいたのは新聞記者のパイパーという女性で、街の統治に不都合な記事を書いたことで市長に嫌われ、締め出されてしまったようだ。
体制に阿らない気骨のある記者パイパー。その性格ゆえにトラブルも多いようだ。
彼女に話かけてみるも、挨拶する間もなくマシンガントークをおっぱじめ、挙句の果てにはシティに入るためのダシに使われてしまう。「ちょっと、面倒なことに巻き込まないでくれる?」そんなクレームも彼女の荒い鼻息に軽くかき消されてしまう。
取りあえずシティに入れたし、よしとしようかと思ったら、ゲートの先には問題の市長が待ち構えており、パイパーと口論が始まってしまう。彼女はまたしても私をダシに使おうとしてきたので、「ちょっとなに言ってるかわかんない」と、サンドウィッチマン富澤風にかわした後、摩擦熱で火がでるほどの揉み手でゴマをすりながら市長に歩み寄ってみた。
従順そうな雰囲気が気に入られたのか、彼とは終始友好的に話が進むものの、肝心の息子に関する情報は仕入れられなかった。狸オヤジめ! せっかく、ゴマすってやったのに・・・
そもそもカリスマの値が低いし、PERKの「Lady Killer」は女性との交渉でしか効果を発揮しない・・・ まあ、しょうがないか。しかも、シティのセキュリティは警察組織としての機能を持っていないようで、失踪者や誘拐された人間の捜索は期待できそうにない。うーん、これまた残念。。。 空振りだ。
仕方がないので、住民相手に聞き込みを始めるといろんな情報が手に入った。
どうやら「インスティチュート」と呼ばれる組織が陰で暗躍して、連邦中の市民を誘拐しているらしい。彼らは機械の集団で、人間そっくりな人造人間をスパイとして我々の中に忍び込ませることができるようだ。ただ、これらが民衆の疑心暗鬼が作り出した虚像なのか、それとも実在する組織なのかは調べる必要があるが、彼らに対する不安感がシティの治安に影響を与えているのは明白だった。
実際、兄弟が人造人間にすり替わったと言って、マーケットのど真ん中で銃を取り出して半狂乱した兄ちゃんがセキュリティに射殺される事件を目の当たりにした。「問答無用で撃つのかよ!」 とセキュリティに対して不信感を持ったが、シティ側としては面倒ないざこざは避けたいらしい。誘拐や人造人間の捜査をするよりも、公共の場で銃を振りかざした犯人を治安維持の名目で射殺するほうが楽ってことのようだ。
パイパーが市民に喚起したいって言ってた問題って、こういうことなのかな・・・・ うーん、シティでは政治的にうまく立ち回らないと、余計なトラブルを招きそうだな。気を付けようっと。
シティ内部はレイダーに襲われない分、インスティチュートという不安要素がある。
その後も市民への聞き込みを続けてみたが、どうも彼らの反応はよろしくない。インスティチュートの影響でピリピリしているのか、私が新参者だからいけないのか、トゲトゲしい反応が目立つ。
「そんなに見つめると、人造人間だと疑い始めるぞ」 (男を見つめる趣味はねぇよ!)
「私に近づかないで!」 (お前が近づいてきたんだろ!)
「ここに住んでいなければ、お前は何者でもない!」 (住んでねぇよ!)
ああ、なんか眉間に鉄パイプを突き刺してやりたくなるようなヤツばかりで、困ったものだ。GTA5の「妄想ミッション」(トレバー)をやりたくなってきた。この田舎者どもを血祭に挙げてやる!(笑
さて、肝心の息子の捜索については、マーケット入り口付近に住んでいる神父がニック・バレンタインという人物を紹介してくれた。非常に献身的に行方不明者の捜査をしてくれる探偵らしく、息子の件にも協力が期待できるとのこと。市民全員がムカつく野郎ではないらしい。ありがとうございます、神父様。アーメン。
早速、彼の事務所を目指してみた。
しかし残念ながら彼は留守で、しかも、応対してくれた女性秘書も「今、閉まってますんで」的なつれない対応。くぅ~、せっかく掴んだ息子へ繋がるヒントを逃してなるものかと、阿部寛に似せた甘いマスクとPERK「Lady Killer」を生かして話を進めると、彼女は真剣に対応してくれた!
今まで戦闘系スキルを高めなかったことを悔いてきたが、こういうところでPERKが生きてくると、なんかとてもうれしい。
ニック・バレンタイン事務所の秘書。サザエさんに出てきそうな昭和風の髪型がナイス。
ただ、話を聞いていくと探偵は”留守”というよりも”失踪中”らしく、話はだんだん複雑になってくる。どうやらスキニー・マローンという名のギャングが誘拐した若い女性を追って、パーク・ストリート駅の隠れ家に向かってから痕跡が途絶えてしまったらしい。ウェイストランドでは行方不明イコール死を意味するのだが、やむを得ない。わずかな希望を頼りに、彼を探してみることにした。
パーク・ストリート駅はVaultに通じており、そこがスキニー・マローンの拠点となっているようだ。スニーク状態で盗み聞きした話によると、ニックはマローンに監禁されているらしい。よかった、まだ生きているみたい! ということで、彼らの気が変わる前にやっちまいましょう。
基本的に動くヤツは全部敵なので、撃ちまくりながら前進!前進! 所持弾数も1000発(弾種問わずの合計)を超えているので、もうVATSも使わずにフリーエイムでバンバン撃ちまくっている。ついこの間まで戦闘で苦労していたものの、レベルが上がってきたので、ヘッドショットが決まれば1発で始末できるし、胴体部分でも3発程度で始末できる程度に成長。さらに、敵の死体からは弾が拾えるので、人間を相手にしている限り、弾が枯渇することはない状態になった。
あぁ、成長したなぁ~ フェラルに蹂躙されていたことを思うと、感慨深い。
ニックって人造人間なの?
マローンの手下共を排除し、Vaultの最深部まで到達すると、ニックが軟禁されている部屋に到着。早速ターミナルをハッキングして部屋に入ると、そこには人造人間が。。。 一瞬、「しまった。ハメられたか?」と思ったが、どうやらこのロボットがニック・バレンタインご本人らしい。
圧倒的に視線が怖くて、目を合わせられない。
秘書いわく、「くたびれた帽子とトレンチコートを着ているから、すぐわかるはずよ」とのことだが、人造人間ってほうを言おうよ! そっちのほうが目立つ特徴でしょ! お嬢さん!
彼女の情報から、てっきり「刑事コロンボ」みたいな、いい感じのおっさんを想像していたので、すっかり予想を裏切られた。しかも、インスティチュート絡みで人造人間に対する第一印象が良くなかったこともあり、すごく微妙な感じ。ホントに助けてよかったのだろうか・・・・ 不安になるな・・・
今さら後戻りはできないし、「仮にこいつが悪人だったら、後で始末すればいいっか!」と自分を納得させ、彼と伴に出口を目指した。うーん、しかし銃を持っている人造人間が背後にいるってだけで気になる・・・ 「あのーーー、私の後ろに立たないでもらえますか?」
Vaultの入り口まで戻ると、スキニー・マローンが手下とともにお出迎えしてくれる。しかも、なぜかその傍らには誘拐されたはずの女性ダーラがバット片手に仁王立ちで、こちらを激しく挑発。どうやら恋人マローンのもとへ駆け落ちしたのを、家族が誘拐と誤認したらしい。はぁ、今の世の中でも起こりそうな、えらく傍迷惑な話だ。
本来なら、こんなイケない娘には社会のしきたりをミッチリ教えてあげたうえで脳天に鉛玉をプレゼントするのだが、娘思いの家族に免じて許してあげることにした。PERK「Lady Killer」を活かして彼女を説得すると、「あぁ!あたし、なにやってるんだろう!」と急に我に返って、マローンのもとから逃亡していった。さっきまでバット振り回しながら暴言吐いてたのがウソのような変貌ぶりに、助けてよかったのか自信がなくなってくる・・・
スパンコールのドレスにベースボールバットの装備。こいつの美的センスは相当ヤバい。
その後、多くの手下と彼女を失って傷心のマローンに対し、舌鋒鋭く過去の貸しを思い出させたニックの活躍により、戦闘を回避することができた。「10数える間に消えろ!」 の忠告に従って、そそくさとその場を撤収。(ちなみに10秒以上留まると、マジで攻撃されるので皆殺しにするつもりの人以外は逃げたほうがよい)
そんなわけで、無事にミッション完了。ニックとはダイヤモンドシティの事務所で落ち合う約束をして、別れた。
私はそのあと、こっそりさっきのVaultに戻り、マローンとその配下を急襲して皆殺しにした。一連の経緯を振り返ると、どうしても生かしておいてはいけない連中に思えたもんで。。。 これからも基本は「悪即斬」で進んでいくので、夜露死苦。
ちなみに「10秒数える間に・・・」の時に殺らなかったのは、鶴翼に包囲された状態でドンパチ始めるのは不利と判断したから。後からこっそり戻って、遠目のスナイピングでヘッドショット決めたほうが圧倒的に楽かと。ということで、過去に因縁があるらしいニックには申し訳ないが、悪いヤツらはお仕置きだ!
ついに妻を殺した野郎の正体に迫る
さて、ダイヤモンドシティの事務所に戻ると、秘書の女性が熱烈な歓迎で出迎えてくれる。仕事をしてこれほど感謝されるのは久しぶり。やはり誰かの役に立つっていうのは、うれしいもの。事前に報酬の話をしていなかったにも関わらず、100キャップも貰えたし。。。 上から目線のプレストンとは大違いだ。
さて、ニックに促されるまま、ショーンの誘拐について仔細を話していくと、様々なことがわかってきた。まずニック自身が廃棄された人造人間であることからも、インスティチュートの話が完全な都市伝説ではなく、その存在がある程度現実味を帯びてきた。
また肝心の誘拐犯は、ケロッグという傭兵でシティ内にある家で10歳くらいの少年と暮らしていたことがあるらしい。再冷凍されてからどのくらいの年月が経っているかわからないため、息子の年齢を推し量るすべはないが、男の子というのがとても気になる。早速、ニックと一緒にケロッグが住んでいた家に行ってみることに。
ところが肝心の住居は、家主が失踪したことで市の管理下に置かれており、MASTERレベルのカギで施錠されている。まったく、あの狸オヤジの市長め! 余計な手間かけさせやがって!この時点で鍵開けのスキルがない私は、正規ルートでカギを入手すべく、市長のもとへ急いだ。
一応、誠実にありのままを市長に話してみたが、「ケロッグが犯罪者である証拠はない」という、つれない返事で協力は得られない。しかも、250キャップの”袖の下”を断りやがった。うーん、狸ヅラしている割に案外まともなヤツなのかも・・・ 予想に反して、紳士的に断られてしまった。ただ、このまま「はいそうですか」と帰るわけにはいかないので、秘書の女性ジェネバに話をしてみるが、こいつもそっけない対応。しかたがないので、250キャップの賄賂で買収し、なんとかカギを手に入れた。
鉄兜みたいな髪型とキムチ色のルージュ。これでキメているつもりか?
ケロッグの自宅では机の下にあるスイッチを押すと隠し扉が開くので、そこを重点捜索して彼の痕跡を発見できた。44口径の弾丸、葉巻、サンフランシスコ・サンライツなど、彼の趣味性が伺える私物があるので、ドッグミートに嗅がせて追跡することになる。私は一人で勝負をつけたかったので、ニックとはそこで別れることにした。
次回はケロッグの追跡に移ろうと思う。ではでは。