Fallout

Fallout4 プレイログ02:Vaultの外に出てみました(ネタバレ注意)

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キャラクタ作成(顔整形とSPECIAL設定)を終えてしばらくすると、テレビから「米国の主要都市で原爆投下を確認した」ニュースが流れてくるので、早速契約を結んだばかりのVaultへ向かうことに。

外の住民達もかなり混乱しているようで、落胆して抱擁しているカップルや(Vault契約してなかった?)必死こいて荷造りしているやつ(さっさと逃げようぜ)がおり、その中をVaultへ向かった。なんか「Metro2033のXデーもこんな感じだったのかな?」と、同種のアポカリプスゲーに思いを馳せてしまった。

さて、ゲート付近では、さっき話したばかりのValut-Tecの営業がセキュリティガードともめている。

営業 「俺は社員なんだから入れろよ!」
ガード 「ムリっす」

「お客様と同じ扱いは求めてないんです。せめてスタッフルームの端にいさせてください。なんだったら倉庫の中で備品として過ごします!」と言ったかどうかは知らないが、必死の懇願も、あくまで事務的に業務をこなす職員にあっさりスルーされている。

説得できないし、チェーンガンで武装したセキュリティガードを力技で突破するのはもっと無理と悟ったのか、「上に報告してやる!」と捨て台詞を残して営業は去っていった。

「走ってどこに行くの?」 「今から”上”に話して間に合う?」 「携帯持ってないの?」
いろんな疑念をよそに、彼はサンクチュアリ・ヒルズのほうへ駆けていった。アディオス、営業!

fallout4log02_02どんなクレームにも冷静に対処するゲートの担当者。なんでお前はそんなに落ち着いてるんだ?

うーん、それにしても後姿が悲しすぎる・・・ さっきはそっけない対応してごめんよ。だって、話し方が癪にさわるからさ(笑  2周目をプレーするときは、もっと優しく対応してあげるよ。

さて、ゲート付近には、この営業以外にもVaultの契約をしていない住民が溢れていた。一縷の望みを託してやってきたんだろうが、さっきのセキュリティガードに体よくあしらわれてしまったらしい。

絶望に暮れる人々・・・ その傍らの看板でドヤ顔を決めるVaultボーイ・・・ その差はあまりにもシュールだ。

うーん、でも・・・ よくよく考えると、Vaultの契約をしていないのが悪いよね。ある意味自業自得か?核戦争はある程度予見できていたんだから、そのリスクに対処しておかないと!Vaultに入れない失意の人々を尻目に、Vaultボーイ並みのドヤ顔を決めながら、ゲートの前に進み出た。

ガード 「契約している方はどうぞ」
私 「あ、俺契約してるよ(ちょっと自慢気)」

セキュリティガードに契約者であることを伝えると、名前を確認されるわけでもなく、指紋をチェックされるわけでもなく、あっけなくゲートを通過。
「成人男子1名、女子1名、乳児1名・・・ はい、OKです。」
町内会のイベント並みにユルユルな参加チェックに唖然としながらも、ほかの係に誘導されるままVaultのリフトに到着。

その後、間もなくしてボストン中心部が閃光に包まれた。ついに発射されたらしい。爆風と熱波が押し寄せるギリギリのタイミングで、Vaultの内部に避難することができた。

fallout4log02_03予告編の動画で何十回と”予習”していたせいか、助かった感動が薄い・・・

さて、シェルター内部では、助かった喜びを妻とわかちあう余裕もないまま、流れ作業的に「はい、この服着てー」 「こっちへどうぞー」 と奥に誘導される。
そして、なぜか冬眠ポッドみたいな装置へ入ることに・・・・

爆発を目にしたショックと助かった安堵感からか、誰もポッドに入れられることに異議を唱える様子はなく、飼い犬が犬小屋に入るようにサクサクと収容が進んでいく。

fallout4log02_04周りにいる住民も皆、着の身着のまま逃げてきた人ばかり

「これは未来に備えるためだろ?」
Vault-Tec社の思惑など露知らず、みんなものすごく都合のいい解釈をしながら、ハイハイとポッドへ吸い込まれていく。かくゆう自分も特に抵抗することなく、冬眠ポッドへ入ってしまった。だって、よく言うじゃん? ”知らぬが仏”って。そして、未来への期待感を胸に、一時の眠りにつくのだった。

子供は拉致され、妻は殺される

その後、どのくらいの時間が経ったかはわからないが、何者かによって冬眠状態が解除される。とは言っても、ポッドから出ることはできず、意識だけがかろうじて戻ったという程度。

目の前では、何者かが妻のポッドから息子のシェーンを連れ出そうとしていた。妻がなんとか抵抗するも、射殺されてしまい、結局息子はそのまま拉致られることに。やり取りの様子から、はなから目当ては子供のようだ。

fallout4log02_05唾を吐きかけてやりたいと思ったが、ポッド内が汚れるので考え直した

妻を殺した男が去り際にこちらをジロリとにらみつける。「このハゲ野郎、ツラ覚えたからな! 絶対、見つけ出して殺す!」 そう誓うと、再び装置の冬眠機能がアクティベートされた。低温システムが起動して、再び意識が遠のいていく。

視界がフェードアウトする中、そういえば 「再冷凍は食材を痛めるのよ」って実家のオカンが言ってたな(家庭の冷凍庫の話ね)と妙なことを思い出してしまい、「なんで俺のポッドまで中途半端に解凍すんだよ!」という、よくわからないイライラも感じながら、改めてハゲ野郎への殺意を新たにするのだった。

ついにVaultの外へ

その後しばらくして、またもや冬眠シークエンスが中断される。ただし、今度は人為的なものではなく、冷却装置の故障によってフェイルセーフシステムが稼働したらしい。「この施設なんかヤバそうだから、みんな起きて!」ってことか。

ポッドから解放後、よれよれの足取りで妻のポッドを確認すると、無残に変わり果てた姿が・・・・ 実際子供がいる私は主人公とのシンクロ率がハンパなく、すごく感情移入できてしまった。そして、動くことのない彼女の遺体に息子の奪還と復習を誓って、Vaultの出口を目指した。

fallout4log02_06愛する妻の遺体に復讐を誓う。あのハゲ頭の頭皮を剥いで墓前に供えるからね。(いらない?)

物資探索の傍ら、他の生存者を探してみたもののゴキブリ以外の生命体は見つけられず・・・ みんなポッドの中で凍っているか、外に出ている奴は白骨化していた。やっぱり、「sole survivor」(唯一の生存者)っていうくらいだから、俺だけってことなのね。

Vaultは純粋なシェルターではなく、なんらかの社会実験/生物実験を行うための場所なのだが、このVault111は収容者を長期間冷凍保存した場合の影響を調べる施設のようだ(施設内の日誌より)。ポッドに収容されている被験者のほかに、Vault従業員(研究員やメンテナンス担当など)がいたようだが、物資は180日間しか用意されていなかったようで、1年と持たずに反乱や飢餓(あるいは外で被爆して)死んでしまったらしい。なので、ポッドの外に転がっている白骨化してるやつは基本的に従業員ってことか。

主人公がポッドを脱出したのはXデーから200年後らしいので(この後、サンクチュアリ・ヒルズにいるMr.ハンディから教えてもらう)、ここのシステムは人手によるメンテナンスを受けずにとてつもなく長い間稼働していたことになる。すげぇ~、Vault-Tec。 なんか妙なところに感心してしまった。

案内に従って出口を目指すも、シェルター内部はデカいゴキブリがうろうろしているので、奴らを始末しながら進んだ。素手でパンチなんて、考えるだけでも食欲が失せるので、途中で拾った警備用のバトンを使っている。

fallout4log02_07成人の胴回りくらいの大きさがあるゴキブリ。ゴキジェットとか効かなそう・・・ ああー、キモチ悪い

ただ、殴るアクションはスローな感じで攻撃ボタンを押してから若干もたつく感じがする。当たり判定の距離感と敵のスピード、振り下ろすタイミングなど、コツをつかむまでにちょっと時間を要してしまった。幸い?ゴキブリは何匹もいるので、チュートリアルと考え、ここで慣れておくとよいだろう。尚、途中でハンドガンを入手したが、弾が惜しいので私はバトン攻撃を継続した。

そして、死体からPIP-boyを失敬してVaultの外へ。

C-3PO、もとい「Mr.ハンディ」と再開

リフトで地上へ出ると、まばゆいばかりの陽の光がさしており、『Metro2033』のように核の冬を彷彿とさせる名残はない。まわりは枯れ木や廃屋だらけで、世紀末的な雰囲気は漂っているものの、お天気だけみれば文句なしの快晴。ランチパックでも広げたくなるような、ピクニック日和だ。

fallout4log02_08♪ ヨーデル ヤッホッホーー 思わず歌いたくなる、ヌけるような青空

「あーーー、めっちゃ、いい天気~」
放射性粒子を大量に含んでいそうな大気を、めいっぱい吸い込んで深呼吸してから、サンクチュアリ・ヒルズの方向を眺めてみると、ボッコボコになった我が家が遠目に確認できた。

核爆発の爆風と熱風に耐えた上に、200年あまりの風雨にさらされ続けているというのに、我が家は倒壊することなく、雨風を凌げる程度の原型を留めている。「すげぇ~、この耐久度はへーベルハ●ス並みだな」 と妙に感心しながら、とりあえず我が家を目指した。

そして、懐かしの我が家ではMr.ハンディと再開。無視しようかなとも思ったが、Vault内での出来事を丁寧に話してやると、「それ(子供の誘拐)は被害妄想ですね」とのリアクション。

「てめぇ~、スクラップにするぞ!」
スターウォーズ見てた時からイラつくやつだったが、やっぱりお前はただの鉄くずだ!(笑

そんな私のイライラをよそに、C-3PO、もといMr.ハンディはサンクチュアリ・ヒルズ内で妻と息子の探索を始めたのだった。

こんな鉄くずに付き合う気は毛頭なかったが、物資を拾い集めるため付近の住宅を片っ端から捜索してみた。トラップが仕込まれた金庫とかもあったが(お約束通り罠にはまった)、弾薬や食糧などの確保に成功。

その後、C-3PO、もといMr.ハンディからの助言に従って、南側の地区を探索してみることにした。

拠点の発見とミート・ドッグとの出会い

サンクチュアリ・ヒルズから少し下ると、半壊したガソリンスタンド「レッドロケット・トラックストップ」を発見。ここにはワークショップやクッキングステーションなどがそろっており、序盤の足掛かりとなる場所だ。しかし、何といっても気になるのが、ドックミート(犬ころ)に出会えること。

『Fallout3』では、せっかく仲間にした犬がレイダーとの戦闘中にあっけなく死んでしまったことから、若干トラウマ気味になっており、「絶対犬は連れて行かない!」と決めていた。しかし、いざ会ってみると、あまりの可愛さに「あっち行け」とは言えず、結局連れていくことに・・・・

「本作ではコンパニオンは不死設定らしいから、大丈夫だよ。きっと。」 と自分を納得させてみた。それにしても、芸をさせたりすると、やっぱかわいい。

しばらく犬と戯れていると、周辺から突如モールラットが現れ戦闘モードに突入する。Vaultにいたゴキブリとは違って、少々しぶといのと一度に複数相手しなければならいので一筋縄ではいかない。V.A.T.Sシステムも活用しながら、一体ずつ着実に始末していくとよいだろう。

私の場合は、ドッグミートが攻撃されるたびにあげる「くぅ~」という声にトラウマが蘇ってしまい、思わず銃を連射してしまった。

「てめぇらぁ、俺の犬に手ぇ出してんじゃねーーーー ゴォラァーーー」

気づいたらマガジン4個分の弾丸をロスト。せっせと集めた物資がこうも簡単になくなるとショックだ。しかも、倒したヤツらは動物?だから、「モールラットの肉」くらいしか回収できないし・・・・ レイダーなら弾とか武器とかあるのにね・・・

やっぱ、『Serious Sam』みたいに撃ちまくっちゃいけないということを、今さらながらに痛感。「戦いにおいても冷静さは不可欠」というブルース・リー先生の教えを、再度胸に刻みこんだ。

そんな私の反省とはお構いなしに、うちのリアルドッグミートは目の前でだらしなく寝ている・・・

fallout4log02_09猫のくせに「ワオーン」と鳴くから、ほぼ犬と認定。うちのドッグミートだ。

「こら、コントローラ触るんじゃねぇ~」

とりあえず、今日はここまで。
次回はもっと探索の範囲を広げてみたいと思う。